iOSをダウングレードするには

iOSのPublic Beta版にアップグレードしたものの、調子が悪い!なんて場合はiOSをダウングレードできます。ただし、かなり制約がある。今回はiOSのダウングレードの方法を紹介。

最終更新日:2025-09-07 18:03

iOS26へアップグレードしたのですが、Bluetoothの接続がどうもうまくいかない。元々iOS18の段階でBluetooth機器との接続が不安定でした。
で、サポートに相談したところ、iOS18へダウングレードしないとサポートを受けることが出来ないとのこと。
そこで思い切ってiOSをダウングレードしてみました。

目次

iOS Public Beta版からダウングレードするには

現在、以前と違い、iOSのダウングレードはとても敷居が高くなってしまいました。が、IPSWというファイルが公開されていれば、パソコンでダウングレードが可能です。
逆に言うと、Appleが該当のiOSのIPSWを公開していない場合は、ほぼダウングレードは出来ません。
そのため、パブリックBeta版のiOSのアップグレードは慎重に行う必要があります。

Apple Watchを使っている場合の注意点

WatchOSはダウングレード出来ない

なお、iOSのダウングレードの際は、Apple Watchとペアリングしている場合は、WatchOSのバージョンにも気をつけてください。WatchOSは、ダウングレード方法が実質的にありません。

iOSをダウングレードすると、自動的にApple Watchとはペアリングが解除状態になります。
が、iOSとWatchOSのバージョンが大幅に違う(例:iOS18とWatchOS26)と、ペアリング自体が出来ません。
この場合、正式版iOS26などが登場するか、ダウングレードをあきらめるしかありません。

バックアップをとっておく

ダウングレードすると、別のバージョンのiOSのバックアップは使えなくなります。が、再びアップグレードする可能性も考えて、ダウングレードする前にiPhoneのバックアップをとっておいてください。

また、ダウングレードすると初期化された状態になります。
そのため、ここでもバックアップからの復元が必要になります。ダウングレードしたiOSと同じバージョン(例 iOS18に下げる場合は、iOS18)のバックアップがないと、バックアップからの復元が出来ないので注意。

その場合は、新しいiPhoneとしてまっさらの状態からセットアップすることになります。

iPhoneのバックアップと復元

IPSWファイルを利用したダウングレード方法

まずは、Apple Developerのページを開き、Appleアカウントでサインインします。

パスワードもしくはパスキーでサインインします。

ダウングレード可能なOSの一覧が表示されました。
英語表記なので、ブラウザの翻訳機能などを使って日本語化してください。

iOSを探します。
ダウングレードできるのは、公開されているiOSの最新バージョンのようです。

スクロールしてみると、さらに1つ前のバージョンのiOSも見つかりました。
ですが、おすすめはしません。

「復元イメージをダウンロード」をクリックします。

iOSをダウングレードするiPhoneを探します。
私の場合は、iPhone 16 Proでした。

ダウンロードフォルダなどに保存します。

ここまで完了したら、次はiPhone側での操作です。

探すをオフにしておく

あらかじめiPhoneの「探す」をオフにしておきます。

 設定を開いたら、検索欄をタップします。

「探す」と検索し、「探す 設定」をタップします。

「iPhoneを探す」をタップします。

「iPhoneを探す」をオフにします。

これでiPhone側の操作は完了です。
次はパソコンでの操作です。

リカバリーモードからダウングレード

ダウンロードが完了したらiTunesを起動し、パソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続します。

iPhoneのアイコンをクリックし、「概要」を表示させます。

iPhoneの概要です。

キーボードのShiftキーを押しながら、「iPhoneを復元」をクリックします。

すると、ファイルの指定画面になるので、先ほどダウンロードしたIPSWファイルを指定し・・・

「開く」ボタンをクリックします。

初期化されダウングレードすると説明書きが表示されるので、「復原」をクリック。

復元が開始されました。

しばらく待っていると、初期化されiOSがダウングレードされていました。

ただし、この状態だと初期化された状態。
ここで注意点。
バックアップから復元する場合、同じバージョンのバックアップでないと復元できません。
例えば、iOS26の復元に、iOS18のバックアップは使用できません。
これはiTunesのバックアップ、iCloudlのバックアップ、どちらもです。

もし、バックアップをしていなかった場合は、「新しいiPhone」としてすべてまっさらの状態から復元するか、どうしてもアプリや写真などのデータの方が大事な場合は、ダウングレードをあきらめるしかありません。

バックアップから復元 iTunes版

私の場合は、アップグレードする前に念のためバックアップをしておきました。
以下は、iTunesでバックアップした場合の復元方法。

パソコンにUSBケーブルでつないだ状態で、「バックアップを復元」をクリック。

このような画面が表示されます。
ここで、プルダウンメニューをクリックすると・・・・

パソコン内に保存していあるバックアップの一覧が表示されます。
該当のものを選択します。

復元をクリックします。

バックアップから復元が開始されました。

しばらく待っていると復元作業が終わりました。
続いて音楽などの同期が開始。

これで、ダウングレードおよびバックアップからの復元が完了しました。
今回はiOS26パブリックBeta版から、iOS18.6.2へダウングレードしました。

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